1991年、4年近くを過ごしたアメリカの田舎より、今度はイギリスの田舎へと移り住みました。 場所は、ロンドンから北へ約100キロ。 90軒ほどの家のある小さな小さな村です。 ふとしたことから住むことになったのは、築350年ほどの茅葺き屋根の家でした。 この村には、こうした古い家が15軒ほどあります。 古いものなどまったく興味がなかった二人の田舎暮らしがこうして始まったのです。 引越しの日、いつものように主人は仕事。 引越しやさんが帰った後庭に出ると、隣の家の小さな坊やがやってきて、「そのお家は、お化けが出るから入っちゃだめだよ!」というのです。 これが、このコミュニティーのメンバーとの最初の出会いでした。 イギリスの田舎暮らしは、6年近くになりました。 そして私たち二人は、すっかりふるいもの、特に古い家やアンティック家具が好きになったのです。 96年に帰国した私たちには、日本で古くて大きな家に住むことは、とても難しいことです。 でもあの快適さが忘れられません。そこで考えたのが、古いマンションの改造。 それもぜ〜んぶ自分たちでやることです。